樹木の部屋

日々の暮らしへの感謝の中で、今、思うことを共有していきます。

四書五経。大学を読む。

「大学」を読んでいる。

 

四書五経の一つ。

四書とは「論語」「大学」「中庸」「孟子

五経とは「易経」「書経」「詩経」「礼記」「春秋」

そのうちの「大学」

 

江戸時代の寺子屋では、まず最初に「大学」を読んでいたらしい。

今の小学校一年生、といった具合の子供たち。

一方自分は、そもそも「四書五経」いずれも、しっかりとは読んでこなかった。

 

勉強をすることは好きだったが、なぜ勉強するのか、学ぶ順番、大切なことはなんなのか、というのは、あまり考えていなかった子供だったと思う。

もし小学校一年生の時に、「大学」を読み、学んでいたらどうだっただろうか、それはちょっとわからない。

 

自分にとっては、今この時に「大学」を読むというのも、それはそういう運命というか、定めだったのかな、とも感じる。

学問を学び、仕事をし、立場が変わってきて、そして家庭を持ち、子供が生まれた中で、子供を通じて、学ぶとはなんなのか、大切なことはなんなのかを、経験から、言葉にし、その上で、これまでの歴史が、家族が、人々が伝えてきた話を聞き、読むことで、自分の血となり肉となり、わかることができる状態になったのではないのだろうか。

 

一方で、息子にとっては、なぜ学ぶのか、そして何をまずするのか、そういったことを理解することが、第一歩として重要なのかな、とも感じている。

 

この「大学」を読み、理解し、実践することで、何かを息子や、娘に伝えることができればな、と思う。